旅に出たい欲がMAXになり、近場で一泊してきました!車なし、鉄道と徒歩の旅です。
- 魚の棚商店街
- 明石天文科学館
- 人丸花壇
- 大蔵海岸
明石は前から訪ねてみたかった街。阪急「大阪梅田」駅でJRに乗り換えます。車窓に海が見えてくると、旅してるな~!!ってテンションが上がる。海のない京都市で暮らす私たちは、海にとてつもないロマンを感じます。
2時間弱でJR「明石」駅に到着。1泊2日旅には理想的な距離感。
時刻は間もなく午前11時。朝からキャラメルしか食べていなかったので、おなかはぺこぺこ。駅の南側にある「魚の棚(うおんたな)商店街」へ直行です!

ぼちぼちお店が開き始めたタイミングだったので、人気の老舗明石焼店という「たこ磯」にすぐ入れました。おだしでいただくふわふわの明石焼。たこがぷりぷりでおいしい。ソースつけてもおいしいです。
出るときには入店待ちの行列ができていました。




日曜日ということもあり、商店街は観光客でにぎわっています。新鮮な魚介類のお店や、タコせんべい屋さん、たこめしの食事処なども。
タコの煮物を売る元気なおじいちゃんに推し負けて、1500円でタコやイイダコの煮物詰め合わせをお買い上げしました。
明石焼のお店はほかにもいくつもあり、食べ比べもしたかったけど、やっぱり新鮮な魚介類も食べたい!ネットであたりをつけていた寿司「神和」へ。カウンターのみ8席ほどのお店。


お昼の定食は1200円から。私たちは、お刺身とお寿司のセット「神和定食」1800円を注文しました。やさしい大将に昨今の明石の事情など教えてもらいながら、新鮮なネタをいただきました。
お魚屋さんも多く、午後1時くらいにはその日水揚げされたばかりの魚介が店頭に並ぶそうです(昼網)。タイや生きているカレイなど、いかにも新鮮で、安くて、買って帰りたい―!ってなる。旅行中だから無理だけど。
夫はなぜが民芸品店で木のスプーンを買っていた。なんでや・・・。
コーヒースタンドが出ていたので、一杯注文。土日祝だけやっているそうで、店主さん曰く「平日の商店街はがらがら」なんですって。地元の人がお買い物に来るくらいなのかな。
コーヒー豆の豆袋を使ったバッグが売っていたので、ひとつ購入。

さて、おなかも満足になったので、「明石天文科学館」へ向かいましょう。明石城を東へと歩いたのですが、時計塔は見えるのに、少し迷いました。





明石海峡を望む天文台は椅子が置いてあり、気持ちよくていつまでも眺めていられる。日時計広場にはいろんな種類の日時計が並んでいて、自分の陰で時間を調べたり。館内床には子午線ラインが赤いライトで怪しく光り貫かれており、またいで写真をとったりして。

古い投影機のプラネタリウムは、古さなんてほぼ感じず、美しい星々を見せてくれました。プログラムがオーロラだったので、頭上で揺れる神秘的なオーロラを眺めながら「私はきっと死ぬまで本物を見ることはないけど、ここで十分体験させてもらえたなあ・・・」などと考えていました。
と思ったら、去年は低緯度オーロラで日本でも東北などでは赤いオーロラを見ることができたんですね。京都でも見られる日が来るかもな?
夫は日の入りからスッと眠りの世界へ。彼の寝息が響かないか心配していたら、周囲のあちこちから寝息や「ふがっ」といういびきが聞こえてきて、笑ってしまった。穏やかな男性の声の解説は、確かに良い子守唄ともいえるかも。私は寝なかったよ!
閉館まで楽しんで、そろそろ本日のお宿の方向へ行きましょう。子午線に沿うように山を下り、山陽電気鉄道「人丸前駅」を横目に海岸のほうへ歩きます。

お宿を通り過ぎ、ちょっと大蔵海岸へ寄り道。ちょうど日の入。

刻々と変化する空の色があまりに美しくて、何枚も写真を撮りました。

本日のお宿。料理旅館「人丸花壇」です。徳川家の葵の御紋がまぶしいっ。おかみが徳川家ゆかりの方とのこと。皇室の方々を迎えることも多いそうで、また松本清張の小説「Dの複合」には人丸花壇が登場しています。由緒のある旅館なんです~。
オーシャンビューではないし、部屋も古いけど(トイレの換気扇の振動の大きさよ笑)、お目当てはお料理!ここからは、私たちがいただいた「明石懐石」をお写真でお楽しみください。お部屋食でした。










完食!ゆっくりと2時間半かけて楽しみました。どれも本当においしかった。海老芋万寿、大好きすぎてもういっこ食べたかった。
食後はもう一度、明石海峡大橋を眺めに行きました。


ピンクと青のライトアップを見ることができました。
スペシャルな日はレインボーカラーになるんだとか。
明日はあの橋のたもとへゆくんだ!
昼間にプラネタリウムで履修したばかりの星空を、実地で見ようと試みましたが、残念ながら雲が多め・・・。オリオンは見つけたよ! 明るい星もいくつか。でも勉強したとこなのにシリウスか木星か金星か、わからなかった・・・。
旅館に戻るとお布団を敷いてくれていたので、大浴場でお風呂をいただき、眠りました。
2日目へ続きます。